小さな出版社エディマンからのお知らせ


by ediman_tokyo
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために―野宿の人びととともに歩んだ20年』(稲葉剛 著、武盾一郎 装画、エディマン発行、新宿書房発売)プレミアムバージョンが完成しました。
価格は、本体1700円+消費税です。
早々にお問い合わせをいただいております。ありがとうございます!

購入ページを設けましたので、こちらよりお申し込みください。

http://edimantokyo.com/books/9784880084534/

よろしくお願いいたします!
[PR]
# by ediman_tokyo | 2014-12-20 13:33
明日は衆議院議員選挙です。みなさま万難を排して投票に行こうね。

19日に完成予定の『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために』(稲葉剛著、エディマン発行、新宿書房発売)ですが、おそらく今ごろ、すべての印刷を終え製本過程に入っているものだと思います。

今回は、本書の装画を描いてくださった、武盾一郎(たけ・じゅんいちろう)さんについてご紹介したいと思います。
本書を企画し目次案が固まってきたとき、頭に浮かんだのは新宿ダンボール村のダンボールハウスを彩った絵の群れでした。新宿駅西口のダンボール村は、東京都による強制撤去とその後の火災により消滅してしまうのですが、ダンボール絵画もまた、残ることなく消失しました。
そのダンボール絵画の制作者の中心人物が武さんでした。

新宿西口からダンボールハウスが消えておよそ10年がたった2005年、「ダンボールハウス絵画研究会」というものがはじまり、そこに参加したことが、ぼくが武さんと知り合うきっかけとなりました。
その研究会でぼくは、彼らがじつにたくさんの作品をダンボール村に描いてきたこと、制作当時の彼らは美術予備校の学生だったこと、絵を描いているときに背後を通る通行人からの暴力を恐れリュックを背負って絵を描いていたこと、金銭的問題やダンボールという性質の問題からペンキという画材を選んだことなど、当事者でしか知りえないじつに多くのことを知りました。また、この研究会を通じて、稲葉剛さんや写真家・迫川尚子さん(ベルクの副店長でもあります)ら、当時の新宿で活動してきた方々と知己をえることもできました。

研究会終了後も折りにふれ、武さんからは当時のダンボール村の雰囲気について聞いてきました。
本書の著者である稲葉剛さんが話題にのぼることもしばしばでした。拝見した当時の制作ノートにはイラストと吹き出しつきで稲葉さんが登場したり、なんていうこともありました。

本書の造本を宗利淳一さんにお願いにうかがった際、だれか装画を描ける人はいないかと相談を受けました。真っ先に武さんが頭に浮かびました。
装画のお願いを兼ねた打ち合わせの席、武さんはこのようにおっしゃいました。
「『鵺(ぬえ)』って、妖怪だよね。妖怪の正体について、水木しげるさんは『音』だと言ってるんだよね。稲葉さんが『鵺』? おもしろそうだね」
それから約3か月。武さんは稲葉さんの執筆原稿に一度も目を通すことなく描きあげました。「新宿鵺」と題された絵を、上尾駅のサイゼリヤで受け取ったとき、武さんは次のようにおっしゃいました。
「白黒反転、画像加工、どう使ってもかまいません」

絵を大事にかかえ、急いで帰宅して、慎重に梱包を解きます。
そこ現れたのは、身震いするほど迫力のある〈作品〉でした。黒いボールペンのみで描かれた途方もない線の渦のなかに、よく見るとさまざまな動物がビル群がそして鵺が描かれていたのです。それはアートでした。
しかしぼくの脳裏には不安がありました。そう。この作品をどうやって本の装丁に落とし込むことができるのだろう、という不安、そして期待です。
絵を見た宗利さんからは、すかさずスキャン方法などについて細かな指示が飛んできました。凸撮りの画像を手配し、絵の細やかな線と黒インキの迫力を保ちます。
さて、どうやってタイトルを印刷するか。しかも本のタイトルは『鵺の鳴く夜を正しく恐れるために』と、ひじょうに長い。どうやっても絵にかぶさる。「鵺」は生きるのか!? 
正直この時点で、ぼくはかなり動揺していました。アーティストとデザイナーの力がぶつかり合うのですから、どちらかがどちらかを殺してしまうことなんておおいにありえますから。

結論から申しますと、宗利さんは「鵺」にもうひとつの命を吹き込んでデザインしてくれました。
見る立場や見る者によって異なる姿を見せる「鵺」。タイトルが入って「もうひとつの鵺」が立ち現れたように思います。
終わってみれば、こうするのがもっともよかったと思えるような仕上がりでした。

というわけで、どうぞみなさん、本書の隅々までじっくり味わってください。

武さん、すてきな絵をありがとうございました。
a0108850_17263575.jpg

[PR]
# by ediman_tokyo | 2014-12-13 17:27 | 新刊案内
ごぶさたしております。

2014年も年の瀬が迫りました。
今年も平穏無事に終わろうとしていますが、ちょっと待ったあああ!!!!
久しく新刊を出していませんでしたが、この年末、待望の新刊を発行します。
タイトルは『鵺(ぬえ)の鳴く夜を正しく恐れるために――野宿の人びととともに歩んだ20年』。
著者は、野宿者支援・生活保護問題で長らく活動を続けている稲葉剛さんです。
192ページ、定価は1700円(税別)、エディマン発行、新宿書房発売です。

見本は12月19日にできる予定です。
全国の書店さんに年内に配本することは微妙な状況ですが、なんとしてでも今年中に出したかった理由があります。
ひとつは、なんといっても稲葉さんが野宿者支援の活動にかかわるようになって、今年が20年目の節目だということです。もうひとつは、役所など公的機関は年末年始はお休みとなるので、野宿の人たちはたいへんな苦労をされます。本書の出版により、わずかでもそのような実情がお伝えできるかもしれないと考えたからです。

稲葉剛さんについてはご存知の方も多いかと思います。近年では岩波新書『生活保護』という著書が有名です。稲葉さんは、大学院生であった1994年から新宿西口地下道のダンボール村で野宿者支援に取り組みはじめました。当時、新宿駅を利用していた方にはなつかしく、かつ印象的な風景だと思うのですが、当時の新宿駅西口、とくだん新都庁へと続く地下道は両脇にダンボールハウスが並び、多くの野宿者がその周辺で生活していました。その数は300以上とも500近くとも言われています。当時を知らない人には驚きかもしれませんね。
本書の出発の一つはこのダンボール村にあります。そこに暮らす人びとのかかえる問題に向き合った著者や仲間たちの活動の記録でもあり、そこに暮らす人びととの交流史といえるかもしれません。
あそこで暮らしていた人たちはどこへ行ったのか。ぜひ、本書を開いていただければと思います。

タイトルは、巻頭のエッセイからとりました。「鵺」というのは『平家物語』などに登場する妖怪で、顔はサル、胴体はタヌキ、手足はトラ、尾はヘビで、「ひょー、ひょー」と鳴いたそうです。見る人によって異なる姿を見せる対象に、社会はどのように対処できるのでしょうか。また、なぜ、同じものがこうまでも見るものによって変わってしまうのか。ぼく自身、おおいに考えさせられましたので、これを(わかりにくいと指摘がありましたが)タイトルにしました。

ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。
a0108850_1630394.jpg

[PR]
# by ediman_tokyo | 2014-12-11 16:30

マルケスと黒澤明

すっかりさぼりんこ。

東日本大震災以後、脱・原発をめぐる動きが活発です。
各地で大規模なものからささやかなものまで、デモやパレードが行なわれていますね。
自分の思いや主張を伝えるだけでなく、ただその場にいるだけで意思表示になるデモが、このように盛んになる。
自分たちの日常が少し変わったような気がします。

そういえば『ガルシア・マルケスひとつ話』には、黒澤明とマルケスの対談をめぐるお話が掲載されているのでした。
核保有に積極的なマルケス(意外?)と、断固として核を認めない黒澤明。
黒澤明を敬してやまないマルケスは、たじたじと。。。(つづきは書籍をお読みください)

脱・原発も、その根っこは「核」です。
忌野清志郎も言っていました。
「反原発の歌じゃなくて、反核の歌じゃないか」って。

3人の子どもをもつ身としては、どのように現在から先を生きていくべきか、とても考えさせられます。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2011-09-16 15:05

愛は人を馬鹿にする

『ガルシア・マルケスひとつ話』が『映画秘宝』(洋泉社)7月号で紹介されました。
紹介してくださったのは柳下毅一郎さん。
今回のブログのタイトルは、その書評記事の上の句からいただきました。
本書の特徴をうまく紹介してくださり、筆者については、
「しまいに『百年の孤独』の最良の読者としてガルシア=マルケスが名を挙げたソビエトの老婆にならい、『百年の孤独』の原文全文を写経よろしく書き写してみたりする。翻訳者にとっては悪夢としかいいようのない読者、途方もない馬鹿と言わずしてなんと言おう。」
とまとめてくださいました。
愛は人を馬鹿にする、なるほど! しかし馬鹿だけではおもしろくないのは、さすがは柳下さんもご承知。タイトルの下の句は
「しかし馬鹿だからこそ達成できる偉業もある!」

また、造本につきましても言及していただきました。
造本者は宗利淳一さん。
カバーにあしらっていただいた黄色い薔薇をうまく使っていただきました。
思えばお金がかかったなあ。。。
柳下氏いわく「たぶん経済の論理から言えば、また1冊の本にこんなに手間暇と金をかけてしまうのは馬鹿げたことなのだろう」。
そうであった、ぼくもまた馬鹿者の長征(マーチ)に加わっていたのであった!

さて、うれしいご案内があります。
『新潮』 2009年7月号(2009/06/06発売)に著者の書肆マコンドさんの文章が掲載されます。
「新潮」というコーナーです。
本書を読んでくださった方にとってはおまけのような「もうひとつ話」となることでしょう。
本書を購入しようか迷っている方は『新潮』を読んでみてください。
『ガルシア・マルケスひとつ話』は、こんな話がてんこもりなのです。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2009-06-05 17:24 | 書評
池澤夏樹さんが、5月17日の『毎日新聞』で『ガルシア・マルケスひとつ話』を紹介してくれました。
下記URLより書評記事を読むことができます。

http://mainichi.jp/enta/book/hondana/news/20090517ddm015070020000c.html

また、同じく読書欄に毎日新聞社〈希〉さんが、本書についてふれています。
『毎日新聞』読書欄には「この人この三冊」というコーナーがあります。
和田誠さんのイラストが添えられ、ある人に3冊の本を紹介してもらうというコーナーです。
本書には「私家版・この人この三冊」という項をもうけ、勝手にマルケスの3冊をあげ、和田誠さんふうのイラストを添えたのですが、そこに反応しての、まるでお手紙のような記事でした。
ありがとうございました。

5月26日追記
その記事もネットで読めます。下記をご覧ください。

http://mainichi.jp/enta/book/hondana/news/20090517ddm015070031000c.htmll
[PR]
# by ediman_tokyo | 2009-05-19 11:36 | 書評
a0108850_1574193.jpg
 ゴールデンウィークも終わりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
 ぼくは、さして遠出もせず近場でゆるりと。それから事務所の整理も少々。
 5連休とはいうもののあまり休んだ気がしません。

 さて、表題の通り、『ガルシア・マルケスひとつ話』が『信濃毎日新聞』(5月3日)で紹介されました。先月の丸谷才一さんの『オール讀物』に続いての紹介です。ありがとうございます。
 小さな記事ですが、本書のことをよく紹介してくれています。
 「うならせる」というのがいいですね。うなりますよ、きっと。ぼくもマルケス作品はひと通り読んでからの作業でしたが、うなりました。しらなかった事柄や、人のつながり、こういうことにふれるとうなりますよね。
 それから絵地図のことですが、なかなか信じてもらえないかもしれませんが、作品の記述を集めて構成したんですよ。勝手に想像したのではなくて。だから、一箇所だと思っていた黒人街が、どうしても二箇所になってしまったりしたんです。それにしても驚いたのが、あれだけ物語がつまった村が、きちんと完成したことです。マルケス先生はちゃんと考えていたんですね。



 それから、メルマガで山形浩生さんが「山形月報!」というコーナーで紹介してくれています。
 ありがとうございます。web上でも読めますので、下記のリンクをご参照ください。
 本が好きだろう、と思われる方に暖かく紹介していただいて感謝です。

http://www.sbcr.jp/bisista/mail/art.asp?newsid=3363
[PR]
# by ediman_tokyo | 2009-05-08 15:13 | 書評
うれしい。これは素直にうれしい。

丸谷才一さんが『オール讀物』(2009年5月号、文藝春秋)で紹介してくださいました。
「検定」をテーマにした稿ですが、本書を紹介しくださっています。
ほんの遊び心で、カバーのソデに「読む前にやってみよう! ガルシア・マルケス検定」というのをつけたのですが、それを糸口に、本書を紹介。

ちなみに丸谷さんは、最初の5問をご名答。マニアックに作ったものだけに、答えられるとはさすがです。本書の面白いところは、丸谷さんも触れてくださいましたが、より直接的にいうなら、蘊蓄。それも、誰もが目にしていながらやり過ごしてしまうような、細かい情報を膨大に集め、それをベースにしているところではないでしょうか。

研究書を読み込んでいる人はいるでしょう。原書で読み、海外の論文を読んでいる人もいるでしょう。でも本書はひと味違って、日本の新聞、雑誌、それから本に挟まっている月報などなど、情報としてひじょうに身近かなものを取り上げているので、読みやすいし、面白いのです。

書店で見かけましたら、丸谷さんのご紹介もぜひお読みください。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2009-04-27 14:14 | 書評
お久しぶりです。

長らくお待たせいたしました。
いよいよ『ガルシア・マルケスひとつ話』が刊行されます。
刊行までに、ほんとうにさまざまなことがあり、遅れました。
4月はじめには書店に並ぶはずです。ぜひお手にとってください。

著者は「書肆マコンド」。この刊行を待っていたかのように、うれしいお知らせも入ってきました。
「書肆マコンド」さんが、第一回日本読書王決定戦(東京堂書店主催)にて、めでたくも王者となりました。選者は豊崎由美さんと永江朗さん。
読書王のガルシア・マルケス読み、とくとご堪能ください。

また、本書ではあの『百年の孤独』をはじめ、ガルシア・マルケスがたびたびその小説の舞台としている「マコンド」を絵地図にして付録としました(フルカラー・幅490ミリ/高さ365ミリ)。小説でふれられるエピソードを参考に、駅舎、図書館、バナナ農園、そしてブエンディーア家などなど、おそらくはこの辺りにあったろうと、書き込みました。イラストは、『スペインへ行きたい!』の著者、中内渚さん。とてもすてきな絵です。立ち読みの際は、破らないように気をつけて! ちなみに、地図の用紙は「羊皮紙」という銘柄です。なぜ、この紙を選んだかは、マルケスファンならいわずもがなですよね。ぜひお楽しみください。

更新もずいぶん滞りましたが、じつは1月の末にちょっと怪我をしてしまいました。むち打ちです。頚椎ねんざなのですが、腕の神経を司っているところを傷めてしまい、2カ月経ったいまでも痺れが抜け切りません。整体には通っているのですが、もう少し時間がかかるかもしれません。
そもそも、飲酒後に転倒したのが原因です。皆さまもお酒には気をつけましょう。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2009-03-27 11:03
2009年がはじまりました。
今年もよろしくお願いします。
年賀状は作るのは楽しいのですが、今年もパスさせていただきます。

エディマンでは、今年はついに『ガルシア・マルケスひとつ話』という本を刊行します。
追ってくわしくは紹介しますが、ぼく自身、とても時間をかけて編集した本です。
イラストあり、あの〈マコンド〉の絵地図ありと、お得感もりもり。
これは、ぜひ売りたい、いや売らなければ新年早々大変なことになる!
というわけで、力が入っています。
よろしくお願いします。

さて、日比谷公園の派遣村が話題となりました。
ぼくの友人からもちらほらと村からの便りが舞い込んできます。
厳しい越冬となりそうですね。
今年からしばらくは、軸足を「生活」という方にのせながら、企画を考えていきたいと思っています。
皆さまのご指導をお願いいたします。

では、皆さまも素晴らしい年を過ごされますように。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2009-01-05 11:30 | 戯れ言

たまには

すっかり忘年会のシーズンということでもあり、ぼくも今週一週間はすべて忘年会で埋まってしまった。というか、埋まっているから毎日お酒が飲めて、それはうれしいことだ。しかし、一方で年内という区切りで終えておきたいこともあり、終わりつつある一年を終える喜びと、終わらないでほしい一年を惜しむ気持ちとがないまぜとなった不思議な感覚を味わう季節でもある。


先日は、加藤周一さんが亡くなるというニュースにふれ、ぼくとは世代的にもだいぶかけ離れた人の死を悼む感覚と(これはきっと鶴見俊輔さんの『悼詞』という本の誕生と無関係ではないだろう引きずられた感傷)、一方で(恥ずかしながらもう亡くなっていたと思い込んでいた)レヴィ・ストロースの100歳を迎えたニュースを左右の耳からステレオのように聞くという不可思議な感覚も味わった。


とまあ、脈絡もないことが頭の中をこだまするように、この一年も分裂気味に過ごし、そしてまたしばらくはこの分裂状態を保ちつつ生き延びていくことになるだろうと予感している。


自らの「生活」というレベルは、何ら変わることなく、相も変わらぬ低空飛行ということで、知己のある方へのひと通りの挨拶とするにして、世界的な不況の名のもとに行なわれている、短期労働者へのひどい仕打ちには、憤りを覚えている、ということは言明しておきたい。はっきりと。


イメージフォーラムにおいて上映されたブラザース・クエイ監督の『ピアノチューナーズ・アースクエイク』は、原作をビオイ・カサレス『モレルの発明』においたものだが、原作を離れて世界観を打ち立てる力量にはひたすら感心した。


このような映画は一般的には観賞される機会は少なく(それは批評されることが多いという裏返しになるのも奇妙なことなのだが)、この映画を観るということは、おおよそふだんこなしている一般的会話には挿入されることが少ない「エピソード」として、ぼくという存在を規定していく「エレメント」たりうる、も・の・で・あ・っ・た。


さてしかし、過去の自分の構成物たりえたものにであったものに出会い、出くわし、なおも感じる違和感はいかんともしがたく、それを抱え込んだままにまた世界を読み替えていく作業は、これははたして虚しいことなのだろうか。
明らかに酔っているので、これは続くとしておきたいけれど、ぼくの片一方の頭の中には先日、BOOK246にて行なわれた「ローカリティについて」という対談が渦巻いているということは記しておきたい。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-12-15 22:08 | 戯れ言
昨日は映画の試写会に行きました。

『チェ 28歳の革命』と『チェ 39歳別れの手紙』の2本。合計で4時間30分を超える大作でした。
監督はスティーヴン・ソダーバーグ(どうでもよいけど、場内アナウンスでは「ソーダバーグ」と言っていた。それじゃあ、ソーダとハンバーグみたい)、主演はベニチオ・デル・トロ。ネタバレは厳禁ですよね。
前者はキューバ革命に参加した頃のゲバラ、後者はボリビアに渡りゲリラ戦を展開した頃のゲバラを描く。徹底的にリアリティを追求したのだろうということは、音楽を極力使わなかったこと、英語ではなくスペイン語で演じたこと、場面が変わるたびに日付や経過日数が表示されることからもわかる。ナレーション的な要素は排し、そのかわり前者では効果的に、ケネディ政権とキューバの橋渡し的な役割を果たしたテレビ・ジャーナリストとゲバラのインタビューや、国連でのゲバラの演説を挿入(引用)している。後者に関しては、そういったものすらない。
この、いわば劇的なものの不在から、あらためてゲバラの特異さが浮かび上がる。それはつまり、芭蕉風に言えば、「革命を住処」としたゲバラである。革命の「先端」を生きるようになったゲバラ。
これ以上書くと、映画を観ようという人たちには申し訳ないので横道にずらすと、そういえばぼくは、若松孝二の『連合赤軍』も観たのだった。
そこで描かれたのは、革命をめざし、学生運動の流れから有志だけで武装し、ゲリラ戦を仕掛けるべく軍事訓練を行ない、しかし敗走する中でしか行なわれない闘争。訓練中の凄惨なるリンチによる仲間の殺害。「革命をめざす運動」のなかで抱え込んだ抑圧の叫びだったのではないだろうか。
「革命をめざす運動」と「革命」は、まるでアキレスと亀のように、前者は後者に追いつくことはなく、したがっていつまでも別なものなのだ、と思う。

さて、膨大な資料をあたったというこの2本のゲバラ映画だが、ここでもうひとりの人物を想起せずにはいられない。ゲバラが最後のゲリラ戦を戦った国の名にも冠される人物、ラテンアメリカ独立の父とも言われるシモン・ボリーバルと、ボリーバルについて、同じく膨大な資料をあたり、物語『迷宮の将軍』を仕立て上げた作家ガルシア・マルケスである。マルケスならば、ゲバラをどう描くのか。ちなみにマルケスは1927年3月生まれ、1928年6月生まれのゲバラとは同年代である。
手もとのマルケスの年表とゲバラの年表を比べてみると、ゲバラがキューバの革命に参加した頃、マルケスはパリで失職し、革命成就後はキューバの機関誌『プレンサ・ラティーナ』のコロンビア支局の運営に乗り出す。
ゲバラが国連で演説を行なう頃は、原作の映画化を行なっていた。
そして、ゲバラがボリビアの地で処刑された1967年。マルケスは『百年の孤独』を出版したのであった。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-11-14 18:36 | 戯れ言
久しぶりの新刊のお知らせです。
『劇場を世界に—外国語劇の歴史と挑戦』(谷川道子+柳原孝敦編著)が発売されました。全国の書店でお求めになれます(発行:エディマン、発売:新宿書房)。

約1年間に及ぶ編集作業を経てようやく完成しました。『シンコペーション』以来の複数の筆者による構成で、苦労しました。
この本は、演劇の中でも、とくに外国語劇に焦点をあてた珍しい本です。
外国語劇とは、つまり文字通り「外国語で演ずる劇」です。
たとえば、日本では歌舞伎俳優の松本幸四郎さんが『ラ・マンチャの男』をブロードウェイで英語上演したことがあります。さらに最近では、野田秀樹さんが『赤鬼』を日本語・英語・タイ語のバージョンで上演したことも記憶に新しいでしょう。野田さんについては、2007年に『THE BEE』でも日本語・英語の両バージョンで上演しました。
本書では、お二方にそれぞれ、松本幸四郎さんには『古典と現代、世界と日本』と題して語っていただき、野田秀樹さんには、演劇評論家の鴻英良さんをお相手に対談していただき、収録しました。
このように書いてしまうと、外国語劇は比較的最近のトピックかと思われるかもしれませんが、じつは100年以上の歴史があります。
といっても、学生によるものなのですが、現在の東京外国語大学でも学園祭にあわせて行なわれている外国語劇は、前身の東京外国語専門学校時代の1900年から、戦時中などの中断はあるものの、継続して行なわれています。現在は26言語で行なわれているのですから、すごいもんです。
本書では、その上演リストを含めた年表も収録し、当時、上演に携わった方たちのコメントも掲載しました。それを読めば、昔の外国語劇が、日本の劇団たちと、かすかにではありますが、繋がりをもっていたことがわかるでしょう。
そうした流れの中に、島田雅彦さんがいたりします。島田雅彦さんには講演していただいた原稿を寄稿していただきました。
外国語で演ずることは、言語修得の役に立つのか。本書のひとつの問いはこういったことでもあります。ご興味のある方はぜひお手に取ってみてください。

久しぶりの更新がこんな宣伝ばかりですみません。
近々、カバーと目次をアップしますのでお楽しみに。

溜め込んでいた仕事も一気にやろうと思っています。
牛歩の歩みの編集作業ですが、どうぞ気長に待っていてください。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-10-23 18:17

お知らせを少し

ようやく夏休みも明けました。
杉浦さんを偲ぶ会も無事に終わり、少し気が抜けた感じです。
とはいえ、やることがだいぶたまっていますから、少しずつ仕事モード。
さて、休みの間にお知らせが入ってきました。
興味のある人はぜひどうぞ!

まず、BOOK246さんから。

「映画『イントゥ・ザ・ワイルド』公開記念トークイベント」

アラスカの大地にひとり足を踏み入れた青年。彼は何故荒野に魅入られたのか。
ジョン・クラカワーのノンフィクション作品『荒野へ』(集英社)を原作とした、ショーン・ペン監督最新作。
今回BOOK246では、映画の日本公開に合わせて、特別トークイベントを開催致します。
ゲストに写真家・冒険家の石川直樹氏をお招きし、
本作について、そして旅をすることについて、スライドを交えながら語っていただきます。

□日程:8月23日(土)
□時間:13:00〜14:30(13:30〜受付開始)
□場所:BOOK246店内
□定員:30名
□料金:¥1,000(ワンドリンク付き)
□予約:03-5771-6899 / info@book246.com(BOOK246)

*協力:スイッチ・パブリッシング / stylejam

ということです。
石川直樹さんは今を時めく時の人。おもしろそうなイベントです。

もうひとつは、写真展のご案内。
ぼくがラテンアメリカ関係の本を出したり、写真集を出したりしているから届いたのでしょうか? なかなかおもしろそうな写真展。

「Dive into the PASSION」窪田 誠
カリブ海のトリニダード・トバゴのカーニバルの写真展です。
8月29日から9月2日まで(あっというま!)
12時から19時
PROMO ARTE PROJECT GALLERY
渋谷区神宮前5-51-3 ガレリア2F
地下鉄表参道駅B4出口から徒歩5分
これは、踊り子たちのポートレート集だそうです。

いずれも青山方面。
足が向いた人はぜひどうぞ!
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-08-21 15:13 | イベント

夏休み

毎年のことですが、夏休みはたくさんとろうと考えている。
それが実現できなかったのは、ひとえに自分が貧乏性だからだ。

今年は2〜3週間は休むと、まわりにも宣言していた。
自分が積極的に休むことによって、まわりも必然的に休むようになる、だろうと思う。

しかし、いろんな調整をしているうちに、そんなに休めないことがわかった。

したがいまして、今年のエディマンの夏休みは、以下の通りです。
対外的な案内です。仕事関係の方は、この間そっとしておいてください。

2008年8月13日〜20日。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-08-04 12:16 | 戯れ言

杉浦勉さん逝く

残念な知らせが入った。

ぼくのところで出版した『シンコペーション/ラティーノ・カリビアンの文化実践』の編者、杉浦勉さんが亡くなった。

人間であるからには、死は避けられない。しかし、享年55。あまりに早すぎるというほかない。まだまだ、これからやっていただく仕事がある人だった。

杉浦さんについて、ぼくがとくに関心を持ってきたのは、いちはやく複数のアメリカ(アメリカスとかいうよね)という問題群に取り組んでいたことだった。メキシコからの合衆国への移民チカーノや、より広く、ラテンアメリカからの移民ラティーノの動きによく目配りをしてきた人だった。

そもそもは、キューバの作家、アレホ・カルペンティエールの翻訳から仕事をはじめた。1990年代のことだ。『シンコペーション』を出版した2003年は、まさに合衆国で、ラティーノの人口がアフリカン・アメリカンを抜いたといわれるような年だった。地域的に、どうしても活動は地味に見えてしまうかもしれないけれど、いずれも貴重な仕事だった。

ぼくにとって杉浦さんがスペシャルな存在なのは、『シンコペーション』が、エディマンにとってはじめての出版物だからだ。売れ行きは、とうてい自慢できるものではないけれど、自分で本を出すことの、楽しさ、たいへんさを思い知らされた。杉浦さんとの出会いがなければ、もちろんあり得なかった経験だし、この本を通してじつに多くの人たちと知己を得ることができた。編集期間は、何度も朝まで酒を呑んだ。

私事であるが、同書の共編者である、鈴木慎一郎さんと東琢磨さんと合同で長女の誕生プレゼントにバギーを贈っていただいた。その長女がもう6歳だ。この間、ぼくは二人の子どもを育てた。そして、あれから3冊の本しか出版できていない。

杉浦さんの訃報をお知らせしているうちに、自然と偲ぶ会をやろうという話になった。もし、杉浦さんと交流のあった方がいましたら、ご連絡ください。案内状をお送りします。

偲ぶ会で、久しぶりに会うことのできる人たちがいる。おそらく新しい出会いもあると思う。ぼくは、それが楽しみだ。ありがとう、杉浦さん。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-07-29 19:55 | 戯れ言
以前、出版イベントでお世話になったBOOK246さんからイベントの案内がきました。
POSTALCOは初耳でしたが、鞄やステーショナリー・デザインをしている集団のようです。ギャラリーでは彼らのデザインプロセス、彼らの興味と思考のコラージュを展示するそうです。

日時=2008年4月29日(火)〜5月20日(火)
場所=BOOK246店内
http://www.book246.com/

また、トークイベントが2008年4月29日(火)15時〜16時30分に行なわれます。
入場料は500円です。

日用品のデザインに興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか?

++++++++++++++++++++++++++++++++++

そういえば、渋谷の松濤美術館では中西夏之新作展「絵画の鎖・光の森」がやっていますね。こちらは5月25日まで。
中西夏之さんといえば、高松次郎、赤瀬川原平とともに芸術集団〈ハイレッド・センター〉をやっていた人ですね。これでピーンときた人は足を運んでみては?
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/museum/
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-04-27 15:29 | イベント
友人から上映会の案内が届きました。
かねてからオランダを絶賛する声を聞いていましたが、本当にさまざまな表現を隔てなく受け入れているようです。
日本では、本日、映画『靖国』の上映中止報道が相次ぎましたが、こんなようだと若くておもしろい人たちはどんどん海外に行ってしまうでしょう。芸術のみならず、学問も同様なことがおこっていないか?
それにしても、アントニオ・ネグリの入国問題といい、ちょっとロコツな権力の介入じゃありゃしませんかね。
以下、ご案内です。

スターティング・フロム・スクラッチ in ロッテルダム
Starting from Scratch in Rotterdam

2008年4月4日(金) 19:00 START
料金:1,000円
会場:なかのZERO視聴覚ホール TEL:03-5340-5000
(東京都中野区中野2−9−7/中野駅南口から徒歩8分/本館地下2階)
http://www.nices.jp/access/zero.html
主催:MALTESE CROSSE VISION、One's Eyes Film
協力:大久保賢一、フィルム・メーカーズ・フィールド、MISTRAL JAPAN、
フィルム文化を存続させる会
問合せ:TEL:042-380-8270(One's Eyes Film)
    info@mistral-japan.co.jp


上映作品
◆16mmプログラム (4作品・32分)
W8は16ミリ  奥山順市 16mm 11min. sound 2006
FILM-FILM #4_Roll  大島慶太郎 16mm  4.5min. silent 2004
INCLINED HORIZON  太田曜 16mm 8min. sound 2007
夢代九  能登勝 16mm 8.5min. silent 2001

全てハンドプロセッシング(自家現像など)による16ミリフィルム映画作品4本。
実験映画のパイオニア、奥山順市、目を疑う程美しい自家現像映画、能登勝、デジ
タルも融合、若手作家の大島慶太郎、フランスでは日本の実験映画を紹介している
が、オランダへは初めて行った太田曜。(太田 曜)

◆8mmプログラム(17作品・73分)
Sketch Film #4  西川智也 8mm 3min. silent 2007 
えくおとさず  黄木優寿 8mm 23min. silent 2002~2004
(光の栖/yacht dance/電離層から/蜉蝣鏡/牧童の戴冠式/かはたれの庭/O氏の夢)
明日があるさ  前田敏行 8mm 3min. sound 1994
郊外へ  前田敏行 8mm 3min. sound 2001
東京 8mm/写真/機  前田敏行 8mm 3min. silent 2007
世界/6 eyelids  川口肇 8mm 3min. silent 2001
suginami-green  川口肇 8mm 3min. silent 2007 
思い出の白州  川口肇 8mm 3min. silent 2007
print8  能登勝 8mm 3min. silent 2001
車窓より  大橋勝 8mm 3min. sound 1998
窓辺の人  大橋勝 8mm 3min. silent 2007
子どものアリエッタ  片山薫 8mm 3min. sound 1998/2007 
瞬息シリーズ  水由章 8mm 17min. silent 1997〜2007 
(瞬息1/瞬息4/瞬息5/瞬息8/瞬息9)
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-04-01 18:24 | イベント

MeMe Design School 2008開催

新しいデザイン学校開校の案内がきました。
興味のある方は、下記URLより詳細をごらんください。
個人的な印象にすぎないのですが、主催者のひとり、中垣信夫さんのデザイン事務所からは多くの人が独立しているような気がします。おそらく、教えるのがうまいのでしょうね。ぼくのところから出した『Line on the Earth』のデザインを担当してくださった、岡本健+(おかもとつよし・プラス)さんもここの事務所から独立です。

MeMe Design School
http://www.memedesign.org

祖父江慎さん、鈴木一誌さんなどなど、講師陣も豪華です。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-03-25 14:27 | イベント

架空の都市を思い描く

ブンガクの世界ではその作品の舞台設定で、架空の都市を持ち出すことはとくにめずらしいことではない。その流れは、一連のロールプレイングゲームによって大きくなり、webの「セカンドライフ」など一部のSNSは完全に架空の都市を形成している。そもそもコンピュータのOS自体が、あるリアリティをともなった「架空の都市」なのかもしれないが、ま、これは「仮想世界」として親しまれているものね。裏付けを持ち出す余裕がないので、推量するのみにする。
さて、ぼくたち読み手/遊び手/会員は、その世界が〈完全に無矛盾である〉ということを前提にして、そこに遊び、そこに楽しみを享受している。だから、一部のバグは、それ自体が価値をはらむということになるのだ。
やがて(というより、現在では速やかに)バグは報告され、架空の都市は若干の変更を加えられる。これをアップデートともいう。これはひとえに、「情報共有」の発想から生み出される現象だと思う。
だけど、ブンガクの世界ではなかなかこのバグが報告されない。なぜだろうと自問してみると、ひとつにはブンガク独特の比喩表現がそれを容易にさせないということ。もうひとつには(自分的にはこちらの方が大きな理由だけど)、やっぱりめんどくさいのだ。
地名が具体的に描かれている、それも自分が知っている地名が出てくるのだったらまだしも、知らない世界だったらば、そこは作者に任せてしまうのが無難な読書だ。そうじゃなきゃ、いつまでたっても一冊の本が読み終わらない。終わらないっていうことはないだろうが、いやになっちゃうのは確かかも。一般読者だもの。整合性がある、と信じて何が悪い!と開き直ったりして。。。
文学史にも堂々と登場するような作品や、「ノーベル文学賞」をとったりした作品ならば、まず間違いなどなかろうと安心してしまう。これってふつうだと思う。でも、そのような作品の架空の都市に、誤りや矛盾や、作品では言明されていないようなことがあったとしたらどうする? ってかどうしよう。自分が読んだものってなによ!? 確かめる術はないのだろうか。どうやって確かめたらよいのだろうか。そんな便利なアプリケーションはいまのところない。絶望的な気持ちになる。
作家のポール・オースターは、若き日にアイルランドを訪れた折、『ユリシーズ』をなぞるように町中をうろつきまわったとあるエッセイに書いているが、何か発見はあったのだろうか。それが原因で、足をかなりひどく痛めたようだけど、この方法は作品内の都市のありようを確認するのに、最良の一手だろうと思う。たぶん、こんなめんどくさい方法しかないのだ。
しかし架空の都市を相手には、こんな方法も役に立たない。う〜ん、どうしよう。さんざん悩むが、やっぱり地図におこしてみるのが手っ取り早かろう。それがいちばん楽なのか? 自問するが、それ以外になかろう。うん、ないだろう。で、それはたいへんなのはわかるが、おもしろいだろうか。というか、それをやってみたら、他人は「おもしろい!」と言ってくれるだろうか。大切な問題だ。
それで、ある作品について、それを読んでいるに違いなかろう人に恐る恐る訊ねてみた。「おもしろい」とそのお方は言ってくださった。

かくして、ある架空の都市を絵地図にしてみようと本気で思い、そのための作業をせっせか行なっているのだ。

注:言うまでもなく、本投稿は、すんごく遠回りな近刊の宣伝である。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-03-10 20:41 | 戯れ言
『Line on the Earth ライン・オン・ジ・アース』の著者・小野博さんの個展「大切なことは小さな声で語られる」が岡山の大原美術館で開催されています。

大原美術館
http://www.ohara.or.jp/200707/jp/menu.html

お近くにお住まいの方はもちろん、そうでない方もぜひお立ち寄りください。
建物、収蔵品も素晴らしかったです(もちろん写真も)。ぼくは日帰りで直島まで見ながら行きましたが、お時間のある方は1泊することをお勧めします。

この展示は、美術館のあちらこちらに写真が点在していて、それを探すのがひとつの楽しみとなっています。名作の横にふっと写真が現れるのがなんともすてきな経験でした。

売店には本も置いてありますので、そちらもよろしくお願いします。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-03-04 20:00 | イベント
キュレーターの菊田樹子さんからの案内です。
新しく、写真賞を発足させるようです。まだ募集期間中なので、興味のある方は是非。

「ポートフォリオ・レビューで、第一線で活躍する写真関係者に自分の作品を見せながら、1対1で講評を受ける機会を設けました」とあります。詳しくは下記URLを。

http://gamaphoto.blog31.fc2.com/

ちなみに、レビュワー(講評者)は以下の方々。
写真家=瀧本幹也/平間至/広川泰士/三好耕三
ギャラリスト=山崎信/P.G.I(Photo Gallery International)ディレクター
アートディレクター=中島英樹(中島デザイン)
編集者=沖本尚志(PhotoGRAPHICA)
キュレーター=菊田樹子
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-02-28 13:25 | イベント
小野博さんのフォトエッセイ『Line on the Earth ライン・オン・ジ・アース』が紹介されました。小野さんがアムステルダムで撮影しているシリーズ『Beautiful Cloud』からも何枚か写真が掲載されています。
記事を書いてくださったのはライターの白坂ゆりさん。書店などで見かけましたら、ぜひご一読ください。
[PR]
# by ediman_tokyo | 2008-02-28 13:09 | 書評